近年、スマホユーザーを中心に爆発的にユーザー数を増やしているフリマアプリ。
その中でも圧倒的なシェアを誇る「メルカリ」ですが、どうも最近「メルカリ離れ」を起こすユーザーも増えているようです。
なぜ彼らはメルカリをやめてしまったのか?
取引数100件以上を経験してきた私の実体験やリサーチを元に考察してみました。
やめる理由その1:販売手数料が高い
まずメルカリで出品するうえで最初に引っかかるのがこの販売手数料の存在でしょう。
メルカリでは一つの商品を売り上げるとその販売額の10%を「販売手数料」としてメルカリに控除されます。たとえば1,000円のTシャツが売れたとしたらその10%の100円が引かれてしまうのです。
初めは「まあ売買の場所を提供して貰ってるしそのくらい良いか」なんて軽く納得してましたが、取引数を重ねるとこの10%が馬鹿にならないことに気がつきます。前述の1,000円Tシャツが売れた場合、まず販売手数料100円が引かれ、更にそこから配送料195円が引かれて手元に残るのは705円。これって結構ガッカリじゃないですか?
当然売れた商品が高額になればなるほど引かれる販売手数料も高くなります。50,000円の商品が売れたら5,000円も引かれちゃうんですよ?
同じフリマアプリのラクマなら販売手数料は3.5%。50,000円でも1,750円で済みます。その差3,250円、これは大きいです。
もちろんその手数料分の手厚いサポートなんかがあったりして一概に高すぎとも言えないんですがやっぱりユーザーにとっては無視できない要素ですよね。
やめる理由その2:値下げ交渉が酷い
フリマアプリということで避けて通れないのが「値下げ交渉」。
これはフリマアプリの醍醐味でもあるのでそれ自体は良いのですが、問題はその際のマナー。
これは私の体験談ですが、相場が10,000円くらいの商品を9,000円くらいで出品したとします。すると5分後に「こちらの商品4,000円になりませんか?」というコメントが書き込まれるのです。
「相場より安く出品してるのにいきなり半額以下にするわけないでしょ!」と内心叫びつつ、「申し訳ありませんが今のところこれ以上の値下げは考えておりません」なんていちいち丁寧に返さなければいけません。たまになら良いのですがこんなやりとりが日常的に行われるためだんだん新着コメントを確認するのも億劫になってきます。
出品者はコメントを削除したり、気に入らないユーザーをブロックしたりすることもできますが毎回その作業をするのも結構な手間ですよね。こういったフリマアプリならではの面倒なコミュニケーションが嫌でやめてしまう方も多いみたいです。
やめる理由その3:マナーの悪いユーザーが多い
欲しかったあの商品が格安で手に入るということで社会的なマナーを知らない子供のユーザーも多数存在しています。彼らはクレジットカードを持っていませんから支払方法も「コンビニ払い」が主になります。
これが非常に厄介な代物でして、購入者が決済方法をコンビニ払いにした場合、購入者がコンビニで実際に支払をするまで取引が確定しません。そうするととりあえず気になった商品をコンビニ払いで確保しておいて、やっぱり要らないと思ったらそのまま放置してキャンセル扱いにするなんてことが可能なんです。
その間出品者はその商品を別のユーザーに売ることも販売機会の損失に繋がります。支払放置されている間に商品の相場が下落したりしてもその損失を誰も補償してくれないわけですから一方的に出品者に不利なシステムなんですよね。
もちろん運営が悪質と判断した場合にはペナルティーが課されることもありますがなんか納得できません。そのうち新たに売れた商品の支払い方法がコンビニ払いになっているとそれだけで胃がキリキリするようになったなんて人もいるみたいです。
やめる理由その4:細かいローカルルールが多い
購入者側から見るとやたら勝手なローカルルールを持っている出品者が多いという問題があります。本来フリマアプリはオークションサイトなどの暗黙のルールなどに疲れたユーザーがより手軽に取引できる場所として人気になったはずなんですが、ユーザー数が多くなってくるとどうしてもその基本理念を理解していない人が増えてきてしまうようです。
プロフィール欄に「値下げコメント厳禁!そういったコメントをした人は即刻ブロックします!」とか「ノークレームノーリターン。商品に問題があっても一切責任を負いません」なんて書いている出品者がいて、この人面倒そうだから買いたくないなって思うことがあります。
中には「購入前に必ずコメントください。無言で購入された方には低評価付けます」などと書いている人もいて、何様なんだって感じですよね。万が一そんな人からコメント無しでうっかり買ってしまって低評価を付けられたりしたらたまりません。
そうなると購入前に必ずプロフィールをチェックしなくてはいけなくて、「気軽に取引できる」というフリマアプリのメリットがなくなり自然と足が遠のいてしまうユーザーも増えているようです。
やめる理由その5:業者の流入で掘り出し物がなくなった
これも購入者側からの視点ですが、人気があるフリマアプリの宿命として業者が流入するという問題があります。
メルカリの最大のメリットは個人間で直接取引することによって仲介業者が今まで得ていた利益の分を取っ払って売買できるというところでした。しかし業者が流入してくると彼らは商品を問屋から仕入れそれに利益を上乗せした価格で販売しているわけですからその辺のネット通販と変わらない価格でしか出品しません。
しかも業者ですから出品数は他の一般ユーザーとは比べものにならないくらい大量になります。その結果、商品一覧に表示されるものはまったくお値打ち感のない物ばかりになり購入者はわざわざメルカリで買う理由がなくなってしまうのです。
もちろん一般ユーザーの出品が0になったわけではないので時間をかけて探せばまだまだ掘り出し物もあるのでしょうが以前に比べ見つけにくくなったのは確かでしょう。あるかどうかもわからない掘り出し物のために貴重な時間を費やすのが馬鹿らしくなったユーザーがメルカリをやめてしまった例は少なくないようです。
それでも私たちはメルカリが好き!
それでもなんだかんだで使いやすくて愛着のあるメルカリ。
それでも私たちはメルカリが好きなんです。
上記のような問題点はメルカリをある程度利用したユーザーであれば多かれ少なかれ体験していることだと思います。
こういった問題点をいかに解消しながらユーザーの満足度を上げていくことが出来るかが、今後メルカリが更に発展できるかどうかの鍵なのではないでしょうか。
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